城下町、萩を探る旅
暑かった夏も少し和らいできました。七輪陶芸には、とっても良い季節です。また旅に出るにも良い季節になりました。
先週は久しぶりの休みだったので、前々から行きたかった萩に旅に出かけてきました。
萩と言えば、萩焼の有名なところ、特に茶器では、一楽ニ萩三唐津といって、とっても有名。私は酒器専門ですが、やきものを見るのが好きなので、萩は行きたかった場所なのです。
それと、萩の旅の事をインターネットで調べていたら、とっても興味深いページを見つけたのです。それは、萩焼体験のホームページです。
やきものの体験は、結構いろんなやきものの産地でやっているのですが、私が見つけたのは、ろくろ体験、しかも蹴ろくろです。蹴ろくろですよ!電動ろくろの体験はよくあるのですが、蹴ろくろは殆んどないです。なぜないのかと言うと、単純に難しいからです。
そんな蹴ろくろの体験をしているのが、萩陶芸美術館「吉賀大眉記念館」です。
この美術館は登り窯もあります。昔は月1回くらいのペース登り窯に火が入っていたそうですが、今は年に2回程度だそうです。
いやぁ、難しかったです。真ん中の写真に写っているのは、私ではありません、先生です。私自信ろくろを廻すのは2年以上ぶりだったんですが、それにしても、難しかったです。
まず、足でろくろを廻しながら、土をころして、芯を出さなくてはいけません。それが、出来ませんでした、電動ろくろの場合、足などを使って手を安定させて芯取りなどをするのですが、足は蹴ってないといけないのでそれが出来ないのです。
結果、私は、先生に芯取りをしてもらいました。
出来上がった作品は、右の写真です。あまりにも不出来な作品でお恥ずかしい・・・。
とりあえず、作り終えて、作品の仕上げを次の日にすることになりました。
体験を終え、美術館の見学をしました。体験料の中には美術館の観覧料も含まれています。中に入ると、すぐに大きな作品が・・。
私は美術的センスがあまりないので、これが何かはわりませんでしたが、とにかく大きい、私の身長と同じくらいです。重さは・・・・。いやぁ、美術は奥が深い・・・。
2階に上がっていくと、萩焼の歴史や、たくさんの作品が並んでいます。殆んどが茶器と花器です。しかし、こう言った作品を見るのはとっても勉強になります。(写真が見にくいのはいつもの事です・・・。)
陳列されている作品です。
奥のほうには、成形道具も並べてありました。全てが手作りです。なんでも手作り出来るんだなぁって思いました。
萩といえば、吉田松陰の松下村塾があります。体験をした、萩陶芸美術館「吉賀大眉記念館」の近くにあったので、行ってみる事にしました。
松下村塾の説明はよく分かりませんが、とにかく幕末に活躍したえらい人がここで勉強をしていたそうです。中には伊藤博文とかいろいろ・・・・。詳しく知りたい方は、インターネットで調べて下さい・・・・。
その松下村塾があるところは、松の木がたくさんある、松陰神社の中です。とりあえず、手を合わせてきました。(写真撮るのに気をとられ、お金を投げるのを忘れてました・・・。)
おみくじを引いてみると「吉」でした。内容は、結構よかったです。今は勉強あるのみです。
その後は、温泉に行きました、今回入ってきたのは、「萩本陣温泉」です。ここすごいんです。露天風呂に入るのにモノレールで行くんです。
景色は抜群!萩の町を見ながらの温泉は素晴らしい物がありました。結構早い時間に入ったんですが、夕方までに入浴すると、とってもリーズナブルなんです。
是非、萩にお越しの際はこちら、萩本陣へ!(なんのCMだ?・・・・)
温泉に入った後は、モノレールで、山の頂上へ。展望台は萩市が一望できるとってもよい眺めでした。しかも私一人しかいなくって・・・・。淋しい・・・。
その後、萩しーまーとに行きました。ここは、道の駅と呼ばれるところです。しかも、萩しーまーとは漁港の中にあり、新鮮な魚介類がすっごく安くお買い物が出来ます。イカなんか泳いでました。しーまーと内のレストランでは、新鮮な魚介類をふんだんに使った料理が楽しめます。
次の日、萩陶芸美術館「吉賀大眉記念館」に前日作った作品の仕上げに行きました。
削るのは、成形より簡単でしたが、それでも、やっぱり蹴りながら削ると言う行為は、難しかったです。
先生とも打ち解け、七輪陶芸の話しをすると驚いていらっしゃいました。やっぱり、陶芸をしている人にとって、七輪で1300℃の焼成温度まで上がるのは信じられないらしく、私が作ったペンダントトップを見てびっくりしていました。
今回の萩の旅は、とっても楽しく有意義な旅になりました。1日目のお昼に回転すしに入ったのですが、回転すしなのに秋刀魚の握りが廻ってました。こんな回転すし屋は福岡にないと思います。(あるかもしれないけど・・・。入った事ない・・。)
それに城下町と言う事でたくさん昔の建物がありました。萩城跡にも行きましたが、雨で中には入っていません。
そして、そんなお城に謙譲するために、萩焼が発展していったのでしょうか。とっても温もりがある萩独特の土に、砂糖菓子のような釉薬も、どことなく萩の風土にあっているような気がします。
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