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失敗例と対策法

 


 

七輪陶芸でよくある失敗例とその対策法を紹介

七輪陶芸は、失敗する事が多いです。なぜ、そうなるのか。普通、陶器を窯で焼くときは、何日もかけて窯の中の温度をあげていきます。最後、温度を下げていく時も、数日かけるのです。しかし、七輪陶芸では、それを、わずか数時間でやってしまいます。当然、器には、それだけ負担がかかるという事です。

 

だから、七輪陶芸では、温度の上昇と冷却には、特に気を配る必要があるのです。また、失敗にも、それに関しての失敗が多いのです。

それでは、失敗例とその対策法について説明していきます。

 

ひび割れ

ひび割れは、良くある失敗です。底にひびが入ったり、縁や器の側面に入ったりと、どこにでもそれは起こります。

底にひびが入っている例です。

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こうなってしまうと、お酒もろくに飲めません・・。それだけが、楽しみでやっている七輪陶芸です。頑張ってよいもの作りたいじゃないですか。そんな気の焦りが失敗を誘うのかなぁ

 

原因と対策法

割れの原因は2つあります。1つは、急激な温度上昇です。器の温度上昇が、炭の温度上昇についていけなかったのです。たとえば、ドライヤーを徐々に近づけていかなければならないところを、温度が上がってないにもかかわらず、七輪の空気口に近づけて送風してしまった時など。もう1つは、急冷に耐えられなかった時です。

 

どちらも、温度による失敗例です。特に陶芸では、温度上昇と冷却に対しては、ゆっくりと行なう必要があります。

温度上昇の時は、七輪の空気口をこまめに開け閉めして、ドライヤーを徐々に近づけていかなくては、なりません。また、真っ赤になった炭の上に直接冷たい器をのせる事も原因に1つになるでしょう。この場合は、焼けた炭の上に、火のついてない炭をのせ、その上に器を置くと良いです。炭に火が付く時間と共に器が温まっていきます。

冷却の時は、火の付いた炭と一緒に、フライパンなどに入れて、ゆっくりと冷ますと良いでしょう。

割れにくい土を作る方法もあります。市販の土に、小砂を混ぜ込むと器は割れにくくなります。約10%程度混ぜ込むと良いです。

 

はぜる

はぜるとは、器の一部分が、はじき飛ぶ事を言います。素焼きの時によくやるのですが、焼いている途中で、パン!と炭の中で弾くのです。私には、とっても悲しい音のイメージです。

 

底の部分が、弾き飛んでいるコーヒーカップです。素焼きの途中ではぜました。

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このように、本焼きのときよりも、素焼きの時の方がはぜる事が多いようです。それにはいくつかの原因があります。それでは、その原因と対策法です。

 

原因と対策法

なぜ、素焼きの方が、はぜる確率が高いのか。その答えは、器の乾燥状態にあります。見た目では、乾燥しているように見えて、そうでなかったということです。そこに、炎が、直接当たることで、土の中の水分が、急激に暖められ水蒸気になってはぜるのです。

 

この場合は、乾燥を十分にやる事によって解消する事が出来ます。七輪陶芸では、その日に出来上がることが、魅力の1つでもあります。しかし、乾燥がしっかりしていないとはぜる原因になってしまうのです。私は、乾燥には何週間もかけます。成形したあと、素焼きをするのは、次に成形する時にするのです。つまり、前回成形したものを素焼き、本焼きするのです。そうすると、完全に乾燥した器を焼成することが出来るからです。

 

そのほかにも、空気が入っていたりすると、はぜる原因になります。たとえば、作る時に、何度か失敗して作り直したりすると、そのときに一緒に空気が入ってしまいます。そのまま焼くことで、空気は、熱せられ膨張してはぜるのです。

この場合の対策としては、失敗した土は、使わず、新しく菊練りを終えた土を使うということです。失敗した土は、また再生して使えばいいことですから、問題ないです。

 

本焼きで、はぜる事もあるそうです。私は、経験がないのですが、原因の1つには、釉薬をかけたときに水分が残っていたりすることが考えられます。あと、急激な温度上昇や器が温まっていないにもかかわらず、炎が直接当たるなどが考えられるでしょう。

 

釉薬での失敗例

釉薬には、釉薬が溶ける温度がそれぞれ決まっています。約1250℃前後です。その温度に達しないと釉薬は溶けないのです。また、これを大幅に越えてしまうと、流れてしまいます。

解けきれず、はがれた例です。見えにくくてすいません。

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原因と対策法

釉薬自体の融点が高い事が原因の1つだと思いますが、写真の原因は、多分、焼きが甘かったんでしょう。

焼いても釉薬が溶けないというときは、釉薬の融点を低く調合するとよいでです。長石や石灰石などを加えると釉薬は溶けやすくなります。

もし、焼いても焼いてもはがれてしまうという時は、釉薬と土の愛称が悪いのかもしれません。組み合わせを変えて試してみるのも良いでしょう。

 

次は、焼きすぎで、釉薬が流れてしまった例です。

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写真見難くてすいません・・。青くなっている部分が釉薬をかけた部分ですが、ほとんど、残っていません。

 

原因と対策法

原因として、考えられるのは、融点を大幅に越えてしまっているんじゃないかと思います。釉薬の融点は1250℃くらいなので、それを超えてしまったのでしょう。七輪陶芸では、ドライヤー送風時には、約1300~1350℃まで上がります。炭の中は1400℃ともいわれます。

 

対策としては、器の焼き色を見ながら焼くしかないでしょう。七輪陶芸では、焼き色を見ることが出来ます。器の表面がテカテカと光っている頃が、出来上がりの目安です。あとは、自分で経験して感覚をつかむしかないと思います。

 

まとめ

他にも失敗は、あると思います。しかし殆んどが、ひび割れか、はぜてしまうかのどちらかです。私の失敗も、殆んどがこの2つですから。しかし失敗しても、それを踏まえて、つぎの焼成に生かせば良い事です。また、失敗も楽しんでする七輪陶芸だと、私は思っています。(決して、言い訳ではありません・・。)

 


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